2010年3月13日(土) 10:00〜18:00(開場 9:30〜)
基調講演会「社会イノベーション・フォーラム」
会場:桑沢デザイン研究所 1Fホール 地図:www.kds.ac.jp
司会進行:益田 文和│東京造形大学 教授、本会議実行委員(→プロフィール)
10:00~
開会
開会の挨拶
小田 一幸 氏│ 学校法人桑沢学園 理事長
第1部 社会イノベーションとは何か イノベーションの生まれる土壌

10:20~12:00
基調講演
「犬と鬼」
アレックス・カー氏│東洋文化研究者、著述家
(→プロフィール)
最近の関心(アブストラクトに代えて)
日本の景観は、過去数十年にわたる公共工事により大きな影響を受け、その姿が変わってしまった。歴史的景観さえダメージを受けている。しかし、戦後の工業化により過疎化と高齢化が進んだ地方都市の経済は公共工事に依存する以外になかった。
一方、この間、世界的に観光産業が発展してきたが、日本では生産産業が経済の中心であったため、観光産業の発展は出遅れ、近年ようやく観光産業の発展を目指すようになった。そして、過疎化が進み危機的状況にある地方都市では、観光産業に活路を見いだす努力をし始めた。
このような状況下で、私達は京都で株式会社「庵」を起こし、日本の伝統家屋を修復、活用する事業を始めた。
これからは景観コンサルタント事業、及び観光事業を発展させ、地方都市の再興に寄与することを目指す。本年の事業として、長崎県の小値賀、奈良県の五條市、滋賀県の長浜の開発を企画している。
質疑応答
第2部 実践、社会イノベーション
14:00~15:00
講演1
「ソーシャル・イノベーションに向かって」
熊野 英介│アミタ株式会社 代表取締役社長
(→プロフィール)
サステナブルデザインとは、人間尊重と地球環境との共存を基軸に、社会システムを創る取り組みであるが、人と環境にやさしい「モノ」や「システム」に焦点をあてるエコデザインやユニバーサルデザインという有形性のデザインだけでなく、「知識と感覚=知覚」を使って心象をデザインする記憶のデザインや「関係性」を使って共感をデザインする場=コミュニティデザインという無形性のデザインとの融合が必要であると考える。
15:00~16:00
講演2「リサイクルから第二資源という視点」
黒崎 輝男│流石創造集団株式会社 CEO
(→プロフィール)
現在、都市に既にある金属を丁寧に集めて、もう一度溶かし、それを新たな資源として使えば、鉄を例にとると、今後11年間新たに鉄鉱石を掘らなくても需要に応じられるそうだ。アルミニウムはさびないのでもっとボーキサイトを掘らなくてもいい様だし他の金属にはほとんど掘り尽くして大部分が都市にあるものも有るらしい。
都市人口が地方の人口と逆転し、資源は都市にあるという時代の到来だ。しかし相変わらず鉱業と鉄鋼業の産業構造は存在し、過去の重工業のストラクチャーと雇用は守られなければいけないという切実な問題がある。デザインやアートでは既に都市にこそ冒険があり人ごみの中に美を見つけようと多くの作品が生まれてきた。
産業は時代の実体より遅れてついてくるものだがここで都市資源開発公社とでも言った動きを作り、丁寧に都市に眠る資源を再利用することを始めるときが到来したとおもはれる。そこではいちばん障害に成るのは過去のもの、古いものという心のバリアーと産業界の現状維持を前提とする構造ではないか。新しい古いもの。新しく、過去からのものへの対応が大切ではないか。そこに新しい産業、グリーンな事業の可能性を見たい。
16:20~17:20
講演3
「自分を生きる?」
西村 佳哲│プランニング・ディレクター
(→プロフィール)
まわりを見回してみれば、目に入るものも、身に着けているものも、耳にとどくものも、すべてが誰かの仕事の結果です。この社会で生きてゆくことは、24時間・365日、どこかの誰かによる仕事に触れつづけてゆくことだ。ではそれらの仕事は、いまどんな影響を私たち一人ひとりに与えているのだろう? 私たちは仕事を通じて、一体なにを交わし合っているの? なにに納得できなかったり、満足感を覚えたりしているのでしょうか?
17:20〜18:00
第3部 総括
益田 文和│東京造形大学 教授、本会議実行委員
(→プロフィール)
終了
フォーラム終了後、交流会「サステナブルデザイン国際会議 × PechaKucha」を開催します!こちらもぜひご参加下さい!